Ricochet

音楽ものレビュー、雑談用のブログです。2019/2/24開始。

キャメル来日2018 ムーンマッドネス完全再現

5/17日川崎クラブチッタの来日公演に行ってきました。

開演前に、本日の公演は約3時間のプログラムになるとアナウンスがありました。えっ3時間も?Moonmadness完全再現と休憩を入れても1時間くらいだし、さらに2時間もやって演る方も観る方も疲れないかな?と正直思ってしまったのですが、あにはからんや。終わってみれば時間の長さを全く感じさせない、充実の内容。完全再現も期待通りの良さでしたが、後半が期待以上に楽しめたことが、嬉しい予想外でした。

アンディも元気そうで一安心。「クラブチッタの30周年おめでとう。実は・・・僕も誕生日なんだけどね。(場内拍手喝采)」といった意味のことを遠慮がちにMCしていて、ちょっと可愛かったです

 

ピート・ジョーンズの堂々と安定し、なおかつ繊細な心配りを持ったキーボードプレイは、彼がバンド史に名を刻むキャメルマンであることを確信させました。また、彼のヴォーカルは声質がキャメルに向いています。そして、サックスまで吹いていた!さらには、サックスのプレイ合間にキーボードのバッキングまで(これで目が見えないとは信じられない)。こうなったらピートに、メル・コリンズのパートを演奏して貰えないかな、と思ったのですが、そうなるとキーボードのパートが欠けちゃうか。

ピートの「ツギハ、シンキョクデス!」のMCではじまった新曲もなかなかでした。まあいわゆる、プログレプログレした曲ではないですが、しっかりした旋律の組み立てと、キャメルらしい叙情性を感じられました。もしかして、ピートのペンによるもの?ニューアルバムの制作にも取り組んで戴きたいし、今後の楽しみが増えました。

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