Ricochet

音楽ものレビュー、雑談用のブログです。2019/2/24開始。

ピーター・ハミル ソロ来日公演 青山エレクトリック・ショウ

かなり毎年のように来日されているピーター・ハミル先生ですが、今年は、4日ある公演初日の青山に行ってきました。

エレクトリック・ショウと銘打つからには、Ship of fools、Sitting Targets、Patience、Last Frameなどのエレキギターのアタックがインテンスなナンバーで畳み掛けてくるのかなあ?などと勝手に想像していました 笑。実際には半分ほどの曲がキーボードで演奏され、After The Showとか、力作Faculty Xもかなり高揚感ありましたが、アコースティック・ショウの方で取り上げられてもおかしくない曲という感じ。Traintimeも、もしかしてギターの方でいくのもありだったかなあ、と。

 

後半再びエレキギターに持ち替え、だんだん演奏が熱を帯びていき、特に”セントラル・ホテル”と”シッティング・ターゲッツ”、これらの入魂ぶりにはシビれました!かってリッキ・ネイディアのような、荒ぶるキャラクターを生み出したハミル氏の若きスピリットは、いまだご本人の中で脈々と生き続けているんだなあ、と思えた瞬間でした。

どうやら今年も、まさかというかやはりというか、4公演で1曲のダブリもなかった!ようで、相変わらずのバイタリティ恐るべしです。昨年の公演でも演奏されなかった曲もけっこうあるようですし。

新作all that might have beenは、公演数日前にディスクユニオンで購入していたので、予習がてら何度か聴きましたが、1曲も演奏されませんでしたね。音的にはWork In Progressの発展線上にあるようですが、アルバムのスタイルからして、完全再現ライヴの形式でないと実演は難しいか?


セットリスト詳細
http://inverse.exblog.jp/23772130/

 

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