Ricochet

音楽ものレビュー、雑談用のブログです。2019/2/24開始。

U.K./エディ・ジョブソン LIVE REPORT 8th and 10th, November 2013, Club Citta'

エディ・ジョブソンのデビュー40周年特別企画スペシャル・ライブ。

彼の輝かしい経歴からの総決算的な選曲、カーヴド・エア、ロキシー・ミュージックフランク・ザッパ、UK、UKZなどの代表曲を演奏、そしてジョン・ウエットンやソーニャ・クリスティーナが参加。これと別日に、UKの2大アルバム完全再現ライヴが実現と、ファンにはたまらない企画となった。

まずは、在りし日のエディの勇姿を伝える映像が次々とスクリーンに写し出される。彼の手掛けたCM曲の映像も流れ、そのクオリティも高かった。
バイオリンソロから、まずはソーニャが登場しカーヴドエアを5曲。
ソーニャの溌溂ぶりも何よりだし、エディとの再共演自体が一昔前では予想困難なサプライズだろう。

エルフィンボーイやあのメタモルフォーゼ、ロキシー・ミュージックでの名演アウトオブザブルー、フランク・ザッパのレザーを経て、ジョン・ウエットンが登場。UKの名曲が次々と披露される。UKアルバム完全再現ライヴの公演日では、いくつかアクシデントも散見され完全燃焼とはいかなかったが、今回はきっちり体勢を立て直して魅せてくれた。ウエットンのコンデョションも文句なし。

そしてなんと、あの伝説的グリーンアルバムからの楽曲がプレイされた。この作品こそエディの魅力全開の傑作と信じる筆者には最大のサプライズ。「レジデント」ではエディのヴォーカルも披露。アンコールにはソーニャが再登場、Brufordに提供されたサハラ・オブ・スノウと、最後まで嬉しい夕べだった。バックのメンバーも健闘、特に百戦錬磨のマルコ・ミンネマンは多彩な曲目を見事に叩き分けた。

 

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