Ricochet

音楽ものレビュー、雑談用のブログです。2019/2/24開始。

ウドー・スペシャル・エキシビション「海外アーティスト招聘の軌跡」を来訪

今週末から有楽町丸井8Fで開催されている、ウドー音楽事務所の"50th Anniversary Special Exhibition"に行ってきました。

洋楽ファンの方であればご存知の通り、ウドー社は実に、そうそうたるロックミュージシャン達を日本に招聘してきました。その数々の公演のフライヤーが年代別にずらりと展示。伝説の公演のチケットやパンフ類。そして、クラプトン、ベック、リッチー・ブラックモア達から贈呈されたギター、衣装。貴重なアイテムが展示されています。

歴史的な公演がボードに年代順に並べられたフライヤー群は、見ていて壮観ですね。自分が実際に行った公演も色々あって、当時が思い出されて感慨深いものがありました。
ザ・フーキース・ムーンが破壊したドラムセットや、イングウエイ・マルムスティーンやスティーヴ・ヴァイが破壊したギターの残骸などもありました。あと、あの、公演中止となったポール・マッカートニー&ウイングスの幻のパンフレットとか。

詳しい内容は、行ってみてのお楽しみ!ということで書きません。フォトもかなり撮影しましたが(一部のアイテムを除き撮影OKでした)アップはしないでおきます。今月3月末まで開催とのことです。来週末からは、ストーンズエキシビションもありますので、遠方から来られる方は、あわせてご覧になると効率がいいのではないでしょうか。

それで、行ってみた自分の感想を。
まず、70年代は僕はまだ子供でロックに縁がありませんでしたので、フライヤーを眺めていると「リアルタイムで体験できた人達はいいなあ、うらやましいなあ」と、羨望感ばかりが掻き立てられてしまいましたね。ツェッペリン70年代初期の来日とか、ライブインジャパン化されたパープル武道館とか、行きようがなかった。
しかも、自分は小中学生と、クラシック少年だったため、ロックに目覚めるのが遅かったのですが、ようやく80年代に入ってくると、行こうと思えば行けた公演も(来日の告知を事前に知っていた)出てきます。しかし、お小遣いのやりくりがキツい、受験勉強があるのでライヴに行ってる場合じゃない、など、理由をつけて行かなかった公演もいくつかありました。今から思えば、無理してでも行っておくべきでした。ライヴは文字通り、ナマモノ。見逃せば、録音と違い、その一期一会の機会は失われてしまいます。

例えば、1984年の、ラッシュの唯一の来日。グループが活動をやめ、再来日はおそらく見込めないでしょう。エドガー・フローゼが健在だった頃のタンジェリン・ドリームマイク・オールドフィールドの再来日も、可能性は相当低いと言わざるをえません。ホント、タイムマシンがあったら、当時の自分にいいから行っておけ!と説教したいですよ(笑)。

あとねえ、自分が行った公演でも、チケットやパンフを紛失したり処分しちゃったりで。実に勿体ないことをしました。

という訳で、羨望と後悔の念に包まれつつ会場を後にした、というオチとなりました。

 

https://50th-exhibition.udo.jp

 

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